【映画】箱男

ほとんど映画を観てこなかったけど、映画を習慣にしようと、毎月1本は観ると決めた。

今月は何にしよう、と上映中の映画を調べてたどり着いた「箱男」。普段行く映画館ではやってなかったので、初めて行く映画館へおでかけ。

ここから感想。

ずっと意味が分からなかった。箱男とは?なぜ狙われてる?写真撮られてる?写真撮ってる?登場人物の関係性は?

ストーリーは理解出来なかったけど、所々気になるところがあった。

私は男女論というか、男女の違いが気になった。

女性だけが現実的、というか私からみたら正常に見える。箱のことを「ただの段ボール」と言ったり、箱男が言ったこと(妄想のようなこと)に対して「箱の中にいると詩人になるの?」と言ったり。

箱男同士の争いを冷めた目で見たり。

箱男が「本物」や「偽物」にこだわっているのも、なんか男ってそういうとこあるよなーと思った。(これは私の感想。男同士の世界で争ってる感じ。)

女性も箱男の妄想?って思ったけど、女性が箱男の都合がいいだけの存在じゃなくてよかった。(これも私の感想だけど、物語において女性が、登場人物を気持ちよくさせるだけの存在として描かれると不快なのです)

ストーリーに対してはそんな感じで、箱が歩いていたり、箱同士が戦っている、絵面が面白かった。本人は真面目だけど、どこか間抜けというか。

あとはストーリーの意味が分からなさすぎて、これは何かの比喩か?と考えたり、起承転結のどこだ?映画はあとどれくらいで終わるのか?と、考えなくてもよさそうなことまで考えてしまう自分に気が付いた。

おそらく、この映画はもっと芸術的で、感じるままに感じればよいのだと、途中から思ったのだけど。

しかし、映画が終わって、一緒に観ていた夫の第一声が「分かった」だったのには驚いた。この映画に「分かる」というのがあるのかと。